短足ロードレーサーなかつの誰得日記

貧脚の始まり程度の脚力のホビーレーサーのレースレポートや練習の日記です。 コンテンド2とCAAD12に乗っています。 現在JBCF登録しているチームに加入しています。 過去の成績は草津ナイトクリテリウムC3 3位 シマノ鈴鹿5周の部 スプリント賞 3位

【雑学】気温とパフォーマンスの関係性

 

  どうもこんばんは。ポンコツプー太郎ことなかつです。今回は意外と認知されていない気温とパフォーマンスについてです。あくまでそこらへんでぐーたらしてる一般学生のにわか知識なので「ほーん。そうなんや」程度に受け止めてもらえると幸いです。

 

 

気温とパフォーマンスの関係性って?

 意識している人やしっかりと認識している人は意外と少ないと思いますが気温によって、我々競技者やそうでない週末サイクリストの方々も大きくパフォーマンスが変動しています。またこれは個人差があり体格などが大きく影響しています。

気温がパフォーマンスに及ぼす影響

 まず極端な例から紹介していきます。皆さんは冷蔵庫や冷凍庫、もしくは灼熱の砂漠やサウナで100%のパフォーマンスを発揮することが出来ますか?もちろん無理ですよね。これは一般人でもプロのスポーツ選手の方々、ステイサムでも同じことが言えます。人間の体は気温によって非常に影響を受けます。寒ければ筋肉が硬くなり怪我にも繋がりますしパワーも出しにくいですし暑ければすぐに疲れてパワーが出なくなります。つまり冬や夏はパフォーマンスが低下しているということです。冬や夏はヒルクライムのベストタイムが出しにくいのもこのためです。そしてこれは身長や体重が大きく関係しています。

気温と身長や体重の関係性

 皆さんはプロのサイクルロードレース、特に春のクラシックやパリ~ニースなどを見ていて一つ疑問に思ったことはありませんか?「なんでこいつらこんな寒いのに半袖半パンで走っとるねん」と。私は思いました。また、マラソンを見ていて陸上はどこの国の選手も大きい選手が多いですがマラソンは突出して小柄だったり細い選手が多いですよね。実は大柄な人は寒さに強く暑さに弱い。逆に小柄な人は寒さに弱くて暑さに強いんです。ベルクマンの法則では寒くなるほど体が大きくなるとなっていますが、体重あたりの表面積が関係しています。基本的に身長が高くなると体重も増え体重あたりの表面積が小さくなり放熱性が低くなります。低くなると逆のことが言えるわけです。しかし一部例外はあり身長が低くても筋肉量が非常に多いと体重あたりの表面積が小さくなるため暑さに弱くなったりします。

どうすれば気温でパフォーマンスが下がるのを防げるのか

 じゃあ小さい人は冬のレースを大きい人は夏のレースを諦めるのかといえばそういうわけではありませんしそれでは納得がいきません。100%ではなくてもしっかりとパフォーマンスを維持することは出来ます。

 まず寒い時期の場合ですがイナーメオイルやスポーツバルムのレッドなどを足や腕、体などに塗布することで寒さから守ることが出来ます。またスポーツバルムやイナーメのレインジェルを使用することで雨にも対応できます。どうしてもこれでだめなときはアームウォーマーなどを使用することで気温が低くてもパフォーマンスの低下を防ぐことが出来ます。

 次に暑い時期の場合です。これは寒い時期ほど簡単ではありません。単純にボトルの水をかぶるとかもありますが根本的な解決ではありません。ではどうすればいいのかという話になりますが暑さへの耐性を上げる。つまり体の冷却効率を上げるということです。具体的にはヒートトレーニングと言われるものを行います。夏に冷房の効いた快適な空間で練習している選手と暑いとこで練習している選手とでは後者の選手が夏では強くなります。ヒートトレーニングは後者のように暑いところで練習して暑さへの耐性をあげましょうという練習です。とはいえ真夏の炎天下の中での練習は普通に命の危険があるので絶対にやめましょう。エアコンを切った室内(窓は開けましょう)などで水分補給をしっかりと行いローラーを回すなど室温と体調をしっかりと管理できる状態で行ってください。補足しておくとかなりパワーが落ちて心拍数は爆上がりします。

まとめ

  • 気温とパフォーマンスは大きく関係している
  • 体格によって大きく影響を受ける
  • 対策をすることでパフォーマンスの低下を防ぐことが出来る 

 いかがだったでしょうか。たまには雑学もいいですね。またしばらくはトレーニングレポートですが近々自分のバイク紹介でもしようと思います。それではまた!!